離婚するメリット・デメリットを徹底解説!スムーズに進めるポイント
監修福岡法律事務所 所長 弁護士 谷川 聖治弁護士法人ALG&Associates
離婚することには、メリットもデメリットもあると覚悟しましょう。離婚して後悔する場合もあれば、離婚せずに苦しみを抱え続ける場合もあるので、十分に検討してから結論を出す必要があります。
この記事では、離婚するメリットとデメリット、離婚をスムーズに進めるためのポイント等について解説します。離婚するべきか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
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離婚すれば、今まで我慢していたことや辛かったことから解放されて、精神的に楽になるのがメリットだといえます。
離婚のメリットとして、主に以下のようなものが挙げられます。
- 相手が原因の悩みから解放される
- 自分の好きにお金や時間を使える
- 新しいことにチャレンジしやすい
- DVやモラハラから解放される
- 新しい人と恋愛・再婚ができる
- 親戚との付き合いから解放される
相手が原因の悩みから解放される
離婚することによって、配偶者が原因となっていた悩みから解放される可能性が高いです。配偶者と顔を合わせる必要がなくなるため、毎日のように感じていた苦痛がなくなるでしょう。
配偶者の顔を見ることや話しかけられることなどが苦痛であり、気分が落ち込み、頭痛やめまいがして、不眠や食欲の低下に悩まされる等、身体にまで影響が及ぶケースもあります。そのようなケースでは、離婚によって苦痛の原因が取り除かれると、途端に身体の不調が治ることもあるようです。
自分の好きにお金や時間を使える
離婚することによって、配偶者のために使っていたお金や時間を、自分のために使うことができるようになります。
離婚するまでは、お金の使い方は配偶者に決められていたケースや、配偶者にとって快適な環境を整えるために多くの時間を使っていたケース等については、特に自由さが増すでしょう。
配偶者の反対によって控えていた趣味なども、お金や時間を使って楽しめるようになります。
新しいことにチャレンジしやすい
離婚することによって、事業の立ち上げや、今まで関心のあった趣味などにチャレンジしやすくなります。特に、束縛の強い配偶者がいた場合には、あらゆるチャレンジを否定されるケースもあるため、離婚するメリットを感じやすいでしょう。
今までは、配偶者から監視されたり、意思を否定されたりして、チャレンジが難しい環境であった場合でも、自由に取り組めるようになります。
DVやモラハラから解放される
離婚することによって、DVやモラハラといった被害から解放される可能性が高いです。離婚して加害者である配偶者から離れることによって、被害を受けずに済みます。
DVやモラハラの被害を受けている場合には、その被害を証明できれば離婚しやすくなります。証拠として、医師の診断書や動画、音声、傷やあざ等の写真、配偶者の言動をまとめた日記やメモなどが挙げられます。
新しい人と恋愛・再婚ができる
離婚することによって、新しい人との恋愛や再婚を、後ろめたさを感じずに行うことができます。
実質的に夫婦関係が崩壊していたとしても、まだ離婚していないときに恋愛をすると、不貞行為だと非難されるおそれがあります。そのため、形式的にも夫婦関係を終わらせてしまうことが望ましいといえるでしょう。
なお、正式に離婚しなければ、自分が事故や急病で死んでしまったときに、相手方に財産が渡ってしまうおそれがあります。離婚して、好きになった人と再婚すれば、再婚相手に財産を受け取ってもらうことが可能です。
親戚との付き合いから解放される
離婚することによって、配偶者の親戚との関係もなくなり、解放される可能性が高いです。
配偶者本人ではなく、配偶者の親戚が嫌いになったことによって離婚したくなるケースは珍しくありません。代表的なケースは嫁姑問題ですが、介護を担うことを求められたり、早く子供を産むことを期待されたりして、怒りが爆発してしまう場合もあります。
また、理不尽なことを言ってくる親戚と、配偶者との付き合い方を見て、配偶者の本性に気づいて離婚したくなることもあります。
離婚するデメリット
離婚すると、様々な生活の状況が変わり、今までは存在しなかった問題を抱えてしまうおそれがある点がデメリットだといえます。
離婚のデメリットとして、主に以下のようなものが挙げられます。
- 経済的な問題が出やすい
- 喪失感や孤独感を抱えやすい
- 子供に会えなくなる可能性がある
- 家事・育児の負担が増える
- 偏見を持たれやすい
- 離婚に関する手続きが大変
経済的な問題が出やすい
夫婦や主夫で、主に稼いでいたのが配偶者であった場合には、離婚後の生活でお金に困るおそれがあります。正社員として就職するなど、経済的な自立ができなければ生活水準が下がり、老後の不安も抱えてしまいます。
さらに、離婚したことによって家を出ていく場合には、家賃や水道光熱費、家具や家電製品の購入費、引っ越し費用などの負担も発生するおそれがあります。
離婚する前に専業主婦であった場合には、すぐに働けるような資格を取得しておくことや、実家に頼れるように根回ししておくこと等が必要となるでしょう。
また、財産分与や養育費、慰謝料、年金分割などを請求できる場合には忘れずに請求しておく等、離婚の条件についてはきちんと話し合っておくようにしましょう。
喪失感や孤独感を抱えやすい
離婚することを望んでいたとしても、離婚後には喪失感や孤独感を抱えるおそれがあります。特に、離婚してから配偶者の良さに気づいた場合には、失敗したと感じてしまうでしょう。
離婚して一人暮らしになったときに、話し相手も相談できる相手もおらず、病気になっても看病してくれる人がいないなど、初めての孤独と向き合うことになるケースもあります。
実家に帰ることができないケースなどでは、離婚した後に1人で生活するイメージをしておかなければなりません。
子供に会えなくなる可能性がある
配偶者が親権者になると、子供に会えなくなるおそれがあります。離婚するときには、必ず親権者を決めなければならず、後で決めることはできません。
離婚した理由は、親権者を決めるときには、あまり考慮されません。たとえ配偶者の不貞行為などによって離婚するケースであっても、配偶者が親権者になることは珍しくありません。
親権を獲得するためには、日ごろから主に子供の世話をしている必要があります。親権を相手方に取られてしまうリスクが高い場合には、面会交流の頻度を多めにしてもらうための話し合いをしましょう。
家事・育児の負担が増える
相手方が家事や育児の一部を負担してくれていた場合には、離婚するとすべてを自分で行わなければならないため、負担が増えることになります。特に、家事や育児を相手方に任せきっていた場合には、負担がとても重くなるでしょう。
元々自分だけが家事や育児をしていたケースでは、離婚すると面倒を見る相手が減り、負担が軽くなることもあります。しかし、苦手な作業を任せていたようなケースでは、予想以上に負担が重くなるかもしれません。
親族や友人を頼るか、子供に手伝ってもらうことなどを、事前に相談しておきましょう。
偏見を持たれやすい
離婚したこと自体を非難されたり、離婚するのは人格に問題があるのではないかと疑われたりすることは、現状においてもリスクとして挙げられます。
現在では離婚が珍しくなくなり、あまり抵抗なく受け入れられるようになりましたが、偏見はまだ残っています。特に、実家に帰ったら噂になるおそれがあるでしょう。
このようなリスクは、完全には避けられないため、開き直って暮らしていく決意が必要です。
離婚に関する手続きが大変
離婚は手続きが大変な場合があります。相手方から離婚を拒否されてしまうと、調停や裁判を申し立てなければなりません。
離婚の成立後には引っ越さなければならない場合があり、苗字を戻すなら役所や金融機関などで手続きが必要となります。
離婚したことが原因で、これほどの手続きをしなければならないのかと思い、うんざりしてしまうかもしれません。
離婚をスムーズに進めるためのポイント
とにかく早く離婚する方法として、あらゆる権利を放棄したり、自分にとって不利な条件を受け入れたりすることが挙げられます。しかし、離婚してから後悔してしまうケースが多いため、決しておすすめしません。
なるべく不利益を被らないようにしながら、離婚を進めるためのポイントは以下のとおりです。
- 浮気やDVなど離婚原因の証拠を集める
- 金銭面に関する取り決めをする
- 子供に関する取り決めをする
- 弁護士に相談・依頼する
浮気やDVなど離婚原因の証拠を集める
離婚をスムーズに進めるためには、離婚の原因が相手方にあることの証拠を集める必要があります。話し合いがまとまらずに離婚裁判になった場合、裁判所が認める離婚事由は次のとおりです。
- 不貞行為をした
- 悪意の遺棄をされた
- 配偶者の生死が三年以上明らかでない
- 配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがない
- その他婚姻を継続し難い重大な事由がある
その他の事由として認められやすいのは、DVやモラハラ、セックスレス、浪費によって生活できなくなるほど高額な借金を作った事実などです。
離婚事由があることを証明するための証拠として、主に次のようなものが挙げられます。
| 離婚理由 | 証拠の例 |
|---|---|
| 不貞行為(不倫・浮気) | 写真、音声、動画、メール、LINE、不貞行為を認めた念書、日記・メモ等 |
| DV・モラハラ | 傷や痣の写真、音声、動画、相手方が壊した物、メール、LINE、異常な件数の着信履歴、警察などへの相談記録、医師の診断書、日記・メモ等 |
| 悪意の遺棄 | メール、LINE、話し合いの音声、生活費の分担の状況が分かる通帳等、家を追い出されたときの宿泊の領収書等 |
| その他(セックスレス、借金など) | 夫婦の生活スケジュールをまとめた表、相談したときの音声、メール、LINE、借用書、クレジットカードの明細、浪費によって購入した物の写真、日記・メモ等 |
相手方が有責配偶者である場合の離婚や、DVを受けた場合の離婚についてお知りになりたい方は、以下の各リンク先で詳しく解説していますので、ぜひご参考になさってください。
金銭面に関する取り決めをする
離婚をスムーズに進めるためには、金銭面の話し合いをしておく必要があります。離婚後に決めることも可能ですが、相手方が姿を隠すおそれがあります。請求期限もあるため、事前に決めるようにしましょう。
離婚時にもらえる可能性のあるお金として、主に次のようなものが挙げられます。
| 離婚時にもらえるお金 | 内容 |
|---|---|
| 財産分与 | 夫婦が婚姻中に形成した財産を、離婚するときに公平に分け合うための金銭等 |
| 慰謝料 | 離婚の原因を作った配偶者に対して請求できる、精神的苦痛への賠償金 |
| 養育費 | 子供を育てるために、子供を監護していない親が、子供を監護している親に対して支払う金銭等 |
| 年金分割 | 婚姻期間中の厚生年金記録を当事者で分割し、公平な年金を受け取れるようにする制度 |
協議離婚の進め方を知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
合わせて読みたい関連記事
子供に関する取り決めをする
離婚をスムーズに進めるためには、親権について取り決めておかなければなりません。親権者を決めなければ、離婚は認められないからです。
どちらが親権者になるかで合意できれば問題ありませんが、合意できなければ調停や裁判で争うことになります。
親権者を決めたら、親権者にならなかった方の親は、基本的に面会交流をする権利があります。面会交流について取り決めるときには、頻度や時間、当日の待ち合わせ方法、連絡手段、学校行事などへの参加の可否、子供や親権者に対してやってはいけないこと等について決めましょう。
弁護士に相談・依頼する
離婚をスムーズに進めるためには、弁護士に相談や依頼をすることがおすすめです。話し合いだけで離婚が可能で、親権や慰謝料などについて争いがなければ問題ありませんが、このようなケースばかりではありません。
特に弁護士へ相談や依頼をするべきケースとして、主に次のようなものが挙げられます。
- 相手方が離婚を頑なに拒否しており、離婚裁判を検討する必要がある
- 親権の獲得など、どうしても実現したい条件がある
- DVやモラハラを受けており、直接の話し合いをしたくない
- 相手方の代理人である弁護士が現れた
離婚について弁護士に依頼するメリットについてお知りになりたい方は、以下のリンク先で詳しく解説していますので、ぜひご参考になさってください。
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離婚にはメリットもデメリットもあるため、離婚についての悩みごとは弁護士にご相談ください
離婚にはメリットもデメリットもあります。離婚しなければならない状況なのか、他の解決方法はないのかについては、慎重に判断する必要があります。
十分に検討しても、自分は離婚するべきだと決断したときには、離婚理由が重要となります。裁判で離婚できるような事由があったとしても、証明するための証拠を用意しなければなりません。
弁護士法人ALGでは、離婚問題を扱った経験の豊富な弁護士が多数所属しています。弁護士であれば、離婚が可能な状況であるかを検討し、離婚に向けて行うべき準備などについてアドバイスが可能です。
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まずは専任の受付職員が丁寧にお話を伺います

- 監修:福岡法律事務所 所長 弁護士 谷川 聖治 弁護士法人ALG&Associates
- 保有資格弁護士(福岡県弁護士会所属・登録番号:41560)











