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離婚の切り出し方

弁護士法人ALG 執行役員 弁護士 谷川 聖治

監修弁護士 谷川 聖治弁護士法人ALG&Associates 執行役員

離婚は、ご夫婦それぞれにとって、人生の一大事といえます。離婚したいと思ったからといって、すぐさま「離婚しよう」と切り出してしまっては、お互いに感情的になり、言い争いになってしまうおそれがあります。

相手に納得してもらい、揉めずにスムーズに離婚を進めるためには、事前に準備を整え、タイミングを見定めてから離婚を切り出すことが重要です。また、ご自身にとって有利な条件で離婚を成立させるためにも、これらのポイントを押さえておくべきでしょう。

本ページでは、「離婚の切り出し方」について解説しています。どのように離婚を切り出したら良いのか、悩まれている方にとっての参考となれば幸いです。

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離婚を切り出す前に

離婚を切り出す前には、まず、相手も離婚したいと思っているのかどうかを探っておくことをおすすめします。相手が離婚を望んでいない様子である場合は、離婚を切り出しても、なかなか同意してもらえないことが予想されます。その場合には、ご自身がなぜ離婚したいと思ったのか、離婚理由を明確にし、相手が納得のいくように説明すること、相手がなぜ離婚したくないのか、どうすれば離婚する気になってくれるのかを考えることが、より一層重要になってきます。

離婚を切り出す前に相手の気持ちを把握することは、切り出すにあたってどのような準備をしておいた方が良いのか、どのように切り出した方が良いのかを考えていくうえで役立つでしょう。

離婚を決意したときの準備

離婚する際には、慰謝料や財産分与、養育費といったように、様々な離婚条件について決めていくことになります。ご自身にとって有利な離婚条件とするには、慰謝料の請求根拠を示す証拠を揃えたり、お互いの財産状況を把握したりするといった準備が重要になってきます。

また、離婚裁判を行うことになったら、相手に原因があって離婚するに至り、その原因が法定離婚事由に当たると立証する必要があります。そのため、相手に証拠を隠されてしまわないよう、離婚を切り出す前に離婚原因となった相手の行為を立証する証拠を集めておいた方が良いといえます。

その他にも、特に専業主婦(夫)の方の場合は、離婚後の生活に必要なお金や住まいについて前もって調べておくことをおすすめします。

離婚を決意したら、これらの事前準備をしっかりと行ったうえで離婚を切り出すようにしましょう。

なかでも、熟年離婚の場合の事前準備、DVの証拠、浮気の証拠については、下記の各ページをご覧ください。

離婚を切り出すタイミング

離婚を切り出すタイミングは、離婚理由や夫婦の状況等によっても異なりますが、夫婦がお互いに落ち着いており、冷静に話し合うことができるときが良いでしょう。口論をしている場面だと、後々、「売り言葉に買い言葉で出たもので、本気だと思わなかった」等と相手に弁解する余地を残してしまいます。

また、親の離婚というのは、子供に相当な衝撃を与えることが予想されます。離婚を切り出すタイミングとしては、子供の耳に入ってしまうことを避けるため、子供がいないときを選ぶように配慮した方が良いでしょう。そして、実際に離婚することになったら、きちんと子供に対して説明することが大切です。

上手な離婚の切り出し方

離婚を切り出すときには、相手から理由の説明を求められるはずですので、あらかじめ理由の要点を整理しておき、感情に任せることなく、具体的な事実を伝えるようにしましょう。

相手が離婚を了承しない場合には、調停や裁判も辞さない強い態度を示し、離婚の意思が固いことを伝えましょう。ただし、相手を批判したり悪口を言ったりすると、話が脱線することや、後でこちらを非難する材料に使われることがあるので、事実だけを伝えるよう努めましょう。

妻から切り出す場合

女性は感情的に話すことが多いといわれています。そのため、妻が「離婚したい」という気持ちだけを全面に押し出してしまったり、離婚理由が相手にあるからといって、夫を責め立ててしまったりしたら、揉めてしまい、離婚問題が長引くおそれがあります。妻から離婚を切り出す場合には、事前に話したい内容の要点をまとめておく等して、冷静な状態で伝えられるよう、注意した方が良いでしょう。

夫から切り出す場合

離婚を切り出すのは、妻からの方が多いというイメージを持たれている方もいらっしゃるかもしれませんが、夫から離婚を切り出すケースもあります。

ですが、特に女性は、離婚後の経済的事情や育児への不安を抱く方が多く、すんなりと離婚に同意するというのは難しいことが予想されます。夫から離婚を切り出す場合には、慰謝料や養育費の支払いを提案する等して、離婚後の妻の生活に配慮していることを伝え、離婚による不安を取り除けるかどうかが重要になるでしょう。

第三者が同席するメリット

離婚を切り出したら、通常、まずは夫婦同士で離婚について話し合っていきますが、当事者間の話し合いでは、なかなか合意に至らない場合もあるでしょう。そのようなとき、第三者に話し合いに同席してもらい、客観的な意見を交えることで、お互いが冷静になり、納得しやすくなる可能性があります。

ただし、第三者といっても、お互いの親や親族、知人では、夫婦のどちらかに肩入れしてしまい、余計に揉めてしまうおそれがあります。法的な見解を知るためにも、弁護士に、第三者として話し合いに同席してもらう方が良いでしょう。

離婚を切り出すことに不安を感じたらまずは弁護士に相談してみましょう

離婚を決意しても、いざ相手にその気持ちを伝えるときには、緊張や不安を伴うことでしょう。

「うまく離婚を切り出せるだろうか?」「離婚を切り出して相手に拒否されたらどう対応していけば良いのだろうか?」このようなお悩みを抱えている方は、弁護士への相談をご検討ください。なかでも離婚問題に強い弁護士に相談することをおすすめします。なぜなら、数多くのご夫婦の関係性や状況に向き合ってきたからこそ得られた、知識やスキルがあるからです。

離婚を切り出すことへの不安を軽減するため、また、スムーズに離婚を進めるためにも、離婚問題の経験豊富な弁護士に相談し、ご自身の事情に沿った適切なアドバイスを受けてみてはいかがでしょうか。

離婚を切り出す理由

妻が離婚を切り出す理由

話し合い(協議)で離婚問題を解決することが難しい場合には、家庭裁判所の離婚調停の手続を行うことになります。離婚調停を含めた婚姻関係事件における「申立ての動機」は、離婚を切り出す理由を知る参考になるでしょう。2018年度の司法統計によると、婚姻関係事件を申し立てた妻側の動機のトップ5は、以下のとおりです。

  • 第1位「性格の不一致」
  • 第2位「生活費を渡してもらえない」
  • 第3位「精神的な虐待を受けている」
  • 第4位「暴力を振るわれている」
  • 第5位「異性関係」

夫が離婚を切り出す理由

対して、夫側の申立ての動機トップ5は、以下のとおりです。妻側と共通する動機もありますが、結婚生活で何を重視するのか、妻側と夫側では相違があるということがわかります。

  • 第1位「性格の不一致」
  • 第2位「精神的な虐待を受けている」
  • 第3位「異性関係」
  • 第4位「家族・親族と折り合いが悪い」
  • 第5位「性的不調和」(例:セックスレス、性的異常等)

熟年離婚の場合

熟年離婚の場合、介護問題等で離婚を切り出す方もいます。このように、離婚を切り出す理由には、長年連れ添った夫婦だからこその特徴がみられることもあります。詳しい内容は、下記のページをご覧ください。

DVやモラハラで話し合いが難しい場合の離婚の切り出し方

DVやモラハラを受けていると、相手に恐怖心を抱いてしまい、話し合うこと自体が難しいという方も多いのではないでしょうか?また、離婚を切り出したことがきっかけとなり、DVやモラハラの行為が悪化してしまうおそれもあります。

DVやモラハラを受けている場合は、離婚を切り出す前に、まずは別居する等して身の安全を図ることをおすすめします。加えて、相手と直接やりとりする必要がないよう、弁護士を介して離婚を進めていった方が良いでしょう。

DV(モラハラを含む)加害者と離婚する方法について、詳しい内容は下記のページをご覧ください。

離婚を拒否されたとき

ご自身は覚悟して離婚を切り出しても、相手にとっては突然のできごとであり、すんなりと離婚に応じてくれるとは限りません。相手に離婚を拒否されたときには、別居してお互いに冷静になって考える時間を設ける、離婚調停を利用する、といったことが対処方法として考えられます。

離婚を切り出した後に話し合いで決めること

離婚を切り出したら、離婚するかどうか、離婚するにしても条件はどうするかを、まずは当事者間で話し合って決めていくというのが通常の流れです。

個別の状況や子供の有無等によって異なる場合もありますが、離婚の条件として話し合う事項には、慰謝料・財産分与・年金分割・親権・養育費・面会交流等が挙げられます。詳しい内容は、下記のページをご覧ください。

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離婚の切り出し方に関するQ&A

Q:

離婚を先に切り出した方は、離婚調停や離婚裁判で不利になりますか?

A:

法律上は、離婚を先に切り出したか否かで有利不利になることはありません。離婚の可否、慰謝料、財産分与、養育費等それぞれに一定のルールがあるため、どちらが先に離婚を切り出したかにかかわらず、ルールに従って離婚に至るからです。もっとも、事実上は、離婚を先に切り出した方が不利な場合もあります。なぜなら、離婚を求める側には、離婚を実現するためにある程度の譲歩を強いられることがあるからです。

Q:

離婚について子供にどのように切り出したら良いですか?

A:

子供は、親の表情や話し方に敏感に反応します。そのため、子供に対して離婚の話を切り出すときは、心を落ち着かせてから話しましょう。話す際は、相手方の悪口を言わない、離婚することは子供のせいではないことを伝える、離婚について子供に相談しない、子供の離婚後の生活の見通し(親権、面会交流、養育費等)を伝える、といった点を意識すると良いでしょう。

うまく離婚を切り出せるか自信がない、有利な離婚をしたい等のご相談は弁護士にお任せください

相手と早く別れたいと思っても、多くの方は、なるべくトラブルなく離婚を成立させることを望むでしょう。しかしながら、離婚の切り出し方や切り出すタイミングを見誤ってしまうと、相手の感情を逆なでして、揉めてしまう事態も生じ得ます。離婚を切り出す際には、事前の準備をしっかりと行い、離婚を告げられる相手の気持ちにも配慮するようにしましょう。

ただ、離婚を考えている方のなかには、DVやモラハラを受けていて、相手への恐怖心から離婚を切り出すことにためらいがある方もいらっしゃるかと思います。たとえDVやモラハラを受けていないにしても、うまく離婚を切り出せる自信がなかったり、これから離婚を進めていくことに不安があったりすることもあるでしょう。

そのようなときは、弁護士にお任せください。弁護士であれば、ご相談者様の状況をきちんと把握し、適切なアドバイスを行うことができますし、相手とのやりとりを代行することも可能です。また、弁護士が間に入ることにより、有利な条件で離婚を成立させることができる可能性も高まります。

いくらご自身で決意されたこととはいえ、離婚には身体的・精神的な負担を強いられます。離婚を切り出し、離婚成立に向けて進めていくうえで、弁護士はご相談者様の一番の味方となって尽力いたします。

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監修:谷川 聖治弁護士法人ALG&Associates 執行役員 弁護士
保有資格弁護士(東京弁護士会所属・登録番号:41560)

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